2016年5月9日月曜日

Z1000J~R スプロケットカラー交換

Z1000R 
ドライブシャフトからのオイル漏れ修理です。

 砂混じりのチェーングリスの付着なども相まって
高速で回転する事により相手はオイルシール(ゴム)でも
金属のカラーが写真のように溝が掘られて行きます。
これで隙間が出来当然ながらオイルが漏れてきます。
今回はオイルシールも硬化しひび割れていました。
このカラーはZ1系のエンジンはただ差し込んであるだけでしたが、
J系エンジンは圧入されています。
エンジンO/H時は簡単に抜く事が出来ても
部分修理となるとこの圧入が面倒な事になります。

 まず切粉がエンジン内部に混入したいように
厳重に養生します。


  小型のサンダーを使ってカラーに溝を掘り
そこにプーラーの刃をかませて慎重に抜いて行きます。
ここまでの整備性はもともと考えておらず
始めからプラ―をかける溝をいれておいてくれたら
こんなに苦労はしないのにな~
本来ならここが漏れるくらい走っているなら
フルO/Hするものだとメーカーは考えているのでしょうね。